Twitterだと長すぎるからここで

悩める私の公開意見箱、勢いだけなので適当に見ていただきたい。

シェイロンについての様々な考察

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始めまして、またはお久しぶりです、自称シェイロン過激派です。

 

前回の記事から早いものでもう一年くらい経ちましたね。

 

まさかの新規限定とか全く出ないのに情報が凄まじいほどに増えているシェイロンです。

 

今回は様々な事お話ししていきます。またしてもライブ感なので読みづらいのはご勘弁。

 

まだサービスが終了していないゲームですので後に明かされたりしたらご愛嬌で、拗らせオタクの一意見程度に思ってください

(この記事には本ゲームの内容やキャラクターの発言に意義を申す発言も含まれますためとてもデリケートな方はオススメ致しません)

 

今回はこちら

 

【シェイロンの思想って意外と普通?】

 

【血みどろの喧嘩について】

 

アルクとの契約について】

 

【追記】

 

の4本で行こうと思います。

 

 

【シェイロンの思想って意外と普通?】

 

これは前回の記事でも書かせていただいた「シェイロンの強さを求める理由や目的が不明瞭」これに関しての答えが公式から普及されたので感じた話です。

 

その記述がこちら、星見図鑑「武の極北」から抜粋

 

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この記述はこの議題を話すに欠かせないワードです。

要約するとシェイロンは

「何かを成すために強くなる」ではなく

「強くなるために戦っている」ことが明示されたわけです

 

アルク達は「目的」のために「強くなる」極論「強さ」自体は過程であって目的ではないわけです。

アルクが終章後カレー屋になるのも恒常のシェイロンのエピソードを思うと感慨深いですね。

 

シェイロンは「強くなる」ことが目的であるのでそこには力をふるい他者を支配する事や財をなすことなどの悪事は連ならないことがわかりました。

 

極論「誰よりも強くなりたいだけ」なのです

 

この感情に関して我々は近いものを知っています。

それは「アスリート」や「創作」その他のもの含めて「夢」です。

 

シェイロンの強さを上手さなどに置き換えてみると、別におかしいことはないのです。

 

誰よりも「」が上手くなりたい!!

プロは命をかけてそれを突き詰めるようにシェイロンはそれが武術や強さなだけなのです。

 

だからこそみんなとタガが合わない、みんなにとっての過程はシェイロンにとっては目的なので

 

シェイロンはアルクの信念を戦士ではないようにいうが、シェイロンの方が戦士というより武闘家やアスリートなどに近い感性なのです。

 

だからこそシェイロンは許せないのでしょう、誰よりも武術に強さに真剣に向き合ってきた自分の道が、手段として力をふるう奴らに否定されるのが…

 

 

「でもあの非情なやり方は…」と思う方々も勿論いるのもわかっています。

ですがここでシェイロンの出身を考えてみましょう。(テキストを写真で撮るとなんかバラバラな感じになるのでわかりづらかったらウェイフーのエピ2を読んでね!!)

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クーロンズフロートの内情はまぁこんなところでしょうか、ウェイフーさんありがとうございました。

 

これに加えるならフーランのエピソードではシェイロンがもと門派だった道場が出てきます。

 

シェイロンはそこの人たちを襲撃、半殺しにし抜け、今ではその門下達から命を狙われてます。

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そして大海の果ての世界ではマフィアやら黒い組織が蔓延るその中でもクーロンズは一際悪い治安であるということです。

 

シェイロンはこの世界のマフィアなどの用心棒として契約して生きてきました。

 

それなら私たちが想像する価値観で測ることは間違っていると感じた次第です。

 

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クーロンズの話を聞くと恒常エピ2のこの発言も本当に見てきたのかなぁと思わせる発言ですね

 

ワーフリには沢山、立場で殺しをしてきたキャラクターがいます。

シェイロンを咎め、ほかのキャラを「仕方なかった」「理由があった」で済ますのはそれこそ甘えではないでしょうか。

 

シェイロンの育った環境、仕事柄で戦いでの命のやりとりは当たり前であるのなら、その上での殺しへの抵抗が薄くなるのはおかしいことでは無いと思うわけです。

 

そして契約後シェイロンは人殺しをしてません。

でも過去にというなら他にも無限にいるわけですので、それなら果たして「人でなし」は誰になるのでしょうね?

 

 

【血みどろの喧嘩について】

まずは血みどろの喧嘩についての詳細を貼っておきます。

 


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まぁこんなところですかねここでの情報に対して感想など話させていただきたいと思います。

 

まず、アルクの言い分が絶望的に的を得て無いということです。

 

アルクの言い分としては、「シェイロンも自分と同じ誰かの力を使って戦っているのに自分は違うみたいにマウントをとってくる」そうですが

 

二人の力には全くの違いがあるということです!!

 

そもそもアルクの最終章での力は勇者と魔王の力を譲り受けた力であることです。それ以前のアルクはレムナに瞬殺(物理)されたわけですし

 

そしてその後の戦いも人の必殺技を貰った力にかまけてパクるは混ぜるわやりたい放題

 

別に力を使う分にはいいんですけど、問題は会得し方です。

 

これがアルクの長い時間の鍛錬や研鑽で会得したものならまだしも、意思疎通可能なものから譲渡されるというのが問題なのです。

逆に魔王から力づくで奪い取ったとかなら別ですが

 

さっきの星見図鑑のテキスト上、シェイロンの龍脈の力を己が力に変える技は、フーランが道場の話を出している事、ヘルガが盗んだなど発言してる事で「流派の技術」である事であると言えると思います。

 

そしてそれを進化させたと…これはシェイロンの技術、鍛錬研鑽で会得したものであり他者から賜ったものなどでは無いのです。

 

そもそも、意思あるものから渡されるのと、超自然的な力を吸収するのはあまりに違いすぎる、それならマナを使った魔法の全般がNGになるわけですし、「借り物」という単語で一緒くたにしていますがアルクの方がよっぽど他力本願な力なわけです。

 

(変身してない時強くないので)

 

その力をひけらかしてシェイロンに優勢とって大口叩きまくる、見事に魔王の威を借る狐ですね(笑)

 

私自身あんまりアルクの事好きで無いですがここまでプライドのない行動を取るかと悲しくなりました。

 

確かにワールドフリッパーの世界においてアルクは特別な人間です。

でもドラクエの勇者だって最初は街周辺の雑魚にもやられます。でも成長を経て魔王を倒すのであってそれは努力の成就であるのです。

 

アルクは最初から少しは戦略的には成長したけど、最後の方は破星剣に魔王やら勇者やらでバフして勝った流れを少し不満に思っています。

 

精神的な成長を描いているのかもとは思うのですが…シェイロンとの力比べで精神の成長でもらった力でイキるのは何もかも間違っているというか…

 

さてそれはさておき、シェイロンがタイガの絶技を会得して自分に憤怒しているという話の方ですが…

 

シェイロンは今までも自分の強さに他者の介入を拒んできました。

それが楽だからとか色々書かれますがシェイロンの言う極北はあくまでシェイロンが決めたものでその定義が誰かに示されてるわけでも無いものなので、それがシェイロンのポリシーで

「一人でたどり着く頂」なのではなく「一人でたどり着いてこその頂」がシェイロンの思う極北なだけのかなというのが個人的な印象です。

 

だからこそいくら強くなれるとしても、誰かの技は自分じゃないと苛立っているのだと思ってます。

 

でもタイガが消えて返ってきて会得した絶技を我流で会得するシェイロンは「他者の技を盗む」才能がピカイチにあるのかなとも感じました

 

このまま歯切れの悪い思いをする姿を見続けるのもアレなので「全員食い尽くして糧にする、龍脈のように全て我が物にする」みたいな感じで全てを飲み込む新たな修羅の姿も見てみたさはありますね。

 

実際流派の技術や道場出身な事を考えると、他者の技術を吸収して自分の技術をさらに高める事は別に自分の力に思いますしシェイロンの喰らうなどのニュアンスにあっていると思うので

 

(あと、話とか含めて全く絡んでないのにタイガの近接魔法格闘術の欄にフーランがいるのは…フーランのおじいちゃんは師範代らしいけど…もしそれなら同じ流派の同線ってことになるけど…リカルドとかをみるに志願した一人だったが一番ありそうな理屈だけどね〜)

 

アルクとの契約について】

 

これは個人的に最近追加された言葉に関してゲーム側というよりユーザー側に言いたい事です。

 

「シェイロンは「飯たかり四天王」なんかじゃ無い」です。少なくとも契約とマジモンのたかりを一緒にしないでくださいぃ〜

 

そもそも「殺し禁止」と「夕飯を奢る」この契約は最初こそシェイロンが星見の街を利用するために難癖つけて継続させた契約ですが

最近はシェイロンに殺しをさせないためにアルクが許容してる契約になりつつあると思ってます。

 

そもそもシェイロンがアルクの飯の味に言及したのは4コマの一回だけです。(もし他にあったら教えてください)

それどころか恒常のエピ3では料理に手間をかけるアルクを無駄の多いと言ってます。

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これを見るにシェイロンは食事に時間をかけることを非効率としてる発言に思えます。

 

そしてこないだみかけた「毎日夕飯通ってるのか?」に関しては、限定シェイロンのエピで来ていなかった分の夕飯でゆすってるところを見るとシェイロン的には「自分の有無に関係なく食事を用意していなければ契約違反」なのだろうと思います。

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それですぐ契約違反で破棄にしないのはゆすって利用するためなのかなというのが私の考察です。

 

でもシェイロンのポリシー上、多分定期的には食べに来るのかなとも思っております。

 

このままシェイロンに殺しをさせないために契約を続けたら多分アルクが未来家庭をもっても、いきなり来て夕飯や契約でゆすってくるシェイロンがいるのかなみたいな考えをしたことはあります(笑)

 

とにかく!!シェイロンを語るための材料が現状ってかそんなに細かく無いんだからそんな不名誉な謂れをするつもりはありません!!

 

と、拗らせオタクの叫びでしたー

 

【追記】

 

追記という名のシェイロンについてのフリートークです。

 

いきなりシェイロンの武術の詳細を語られてだいぶ驚きました。

 

シェイロンのよく出す龍…あれ龍脈のやつだったんですね!!それは嬉しかったですがしっかりやって欲しかったなぁとも思ってます。

 

あと、この情報によりシェイロンが最終章の時ラスボスの神に等しい龍に対して「龍ごときが」と言ったのも、シェイロンにとっては奪い取る対象でしかなかったからなのかなと納得できて嬉しかったです。

あのシーン本当に嬉しかったです…シェイロンにとってこの修羅の道は神をも揺るがす覚悟と自我なんだなぁと…感動しました…

 

だからこそ後々アルクの「メンタル雑魚」発言は意味わからんかったです!!

シルティーやヴェロンなど名だたる強者が突っ伏したなかシェイロンは立ち上がりその上図らずにもフラフィ達を救ったのですよ!?

 

そんなアルクも仲間の技でレムナを追い込む時の数少なく選出した技に明らかな「竜崩拳」出てたし内心シェイロンの「強さ」を認めてるじゃんとも思えて最終章は中々に楽しかったですね。(シェイロンは技パクられて激怒してそうですが)

 

もぉーアルクったら「たった一つに縋る」とかシェイロンに言ってたけどこのワールドフリッパーのお話の全てってほとんどお前が星くん引きずってたって話に落ち着いたじゃんかよ〜ブーメラン職人か?

 

次!!

 


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終章の過去のセリフ、個人的に解釈していきたいと思います。

 

アルクのかつての話ですが、

「群れる事や他人に合わせて自己を曲げる事を弱いと嫌っていたのに、いざというときに自分の本性も弱かった、逃げ出してしまった自分を許せなかった」これが要約になると思うのですが…

 

シェイロンって

「他者の話を聞かず、自己を貫き続け、例え負けて自分の道を否定されても認めず、怒り納得せず自分の道で超えてやると歩み続ける」

って感じなんですよね…

 

シェイロンはアルクに対して、

「強くもないし、非情に徹することもできないくせして自分に対して妙に強気で生意気で理解できない、だから否定したい」

こんな感じに考察してるんですけど

 

終章のアルクの過去話を聞くと、今とは真逆のかつて自分が強い人としていた

「曲がらず流されず、挫けても自分を貫き続けることができる人」のシェイロンを否定したいのか?とも思えてきたわけです。

 

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こちらが覚醒アルクの力の話なんですけど、アルクにとって大きな影響を与えた人の力を使うことができると言う話で

 

基本的に「憧憬」や「尊敬」してる者となってますが行為ではない感情も含まれると記述されてますが

 

果たしてその基本と全く離れたものが対象になっているとも考えにくいかなとも思いまして…

 

アルクはシェイロンのあり方を認められないと思う反面、昔の自分がなれなかった強い人のようで心の奥底一部で「憧憬」「尊敬」に似たような感情があるのかなぁと思いました。

 

限定のシェイロンのエピでシェイロンがヘルガに言ったセリフ

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他にもいたのかな?とかそれって前に話してた「とどめを刺すのに躊躇して殺されるような間抜け」さん?とか考えたりもするけど

まぁこれに深く切り込むとまた話がややこしくなるので置いといて

 

もしかしたらアルクも、かつて救いたかった人を救えなかった時、持っていたかった強さを持っているシェイロンに「なんで誰かのため力を使えないんだ!」って思ってたりするのかなとか…そんな事を考えたりしています。

 

アレ?これアルクの考察になってない?

 

当方アルクとシェイロンの関係性は好きですが、カプ的には地雷なのでその辺は深く触れないように!!

 

【最後に】

 

私はシェイロンの事を「かわいい」とも「かっこいい」とも「怖い」など様々において魅力的だと思っていますが何よりも尊敬しています。

目指した道になりふり構わず、そのために生きる姿を何よりも敬愛しています。

シェイロンのたどり着く、たどり着かぬとしてもその極北への歩みが気高く美しくある事を願っております。

 

まとまってないし、無駄に長い上ほとんどグチじみた拗らせオタクのお話を読んでいただきありがとうございます。

 

前回同様、様々なご意見や考察、私の知らなそうなシェイロンの情報などありましたらリプでもなんでも拝見させていただけるとありがたいです。

 

それでは限定2回目のシェイロンが出たりまた情報が出たりワーフリがサ終したらまた描くかもなのでその時はよろしくお願いします。

 

シェイロンが好きすぎてワーフリの根底を疑い始めたオタクの考察?

こんにちは。

 

完全に思いつきで、ワーフリ(ワールドフリッパー)についての考察記事?を投稿してみたく、はてなブログさんに登録してみました。

 

こう言ったものはpixivのキャプションくらいしか書いた事ないし使い方すらよくわからないので、拙くまとまりのない文章や読みづらいことなどご了承いただきたい。ライブ感で書いてる感じなので…

 

そして最初から言っておきます。これは拗らせすぎた信者の戯言であり本ゲームに多少反抗的な意見である事ご了承ください(ゲームメインストなどのネタバレも少し含みます、全編読んでる方のほうがよいかもです)不快に思う方も多いと思いますが、一意見程度に思っていただけたら幸いです。

 

ついでに私は今でもワーフリクソ真面目にプレイしています。今年の水着のインフレすごかったですね。水着は天井含めて全種揃えられましたが、ハニワや鳥はもうちょっと難易度下げて欲しいものです。

 

直接意見交換なども憧れるので肯定否定あったらどうぞTwitterにでもお話に来てください。リプでもDMでもお待ちしています。

 

 

それでは、今回話したい事は大きく分けて二つになります。

 

・【シェイロンの敗因が気に食わない】

・【アルク一行達の上位者化】

 

の2本になります。

 

【シェイロンの敗因が気に食わない】

 

まず、簡単にシェイロンの説明をしましょう。

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シェイロンは「大海の果て」の出で武の研鑽で極北(最強)に至るために強者と戦い喰らう(強さの糧にするの意)戦闘狂のような女性です。他者を育成してでも強者と戦いたいほどで、それに属さない邪魔な存在の命を何とも思わない非情さを持つ、数少ない星見の街の思想に合わずアルクと反発してる珍しいキャラクターでもあります。

の割に契約を守ることをポリシーとしていて仲間になる以前にしていた用心棒やアルクとの契約を破る事はしない。

 

私はシェイロンの異常なまでの執念となりふり構わず他人に頼らず研鑽して最強を目指す所をとっても尊敬しています。あとビジュアルが良すぎる。

 

ここから本題です、そのシェイロンが去年10月くらいに開催されたストーリーイベント「百獣の王冠」にて限定キャラで再登場、味方サイドのキャラでありながら敵として立ちはだかる異例の登場をしました。

このイベントで同じ限定キャラで登場したヘルガは一度なす術なくシェイロンに倒され武器すら折られ敗走します。ですがすぐ再戦となりテオを守る為奮起したヘルガはシェイロンに勝利します。

 

ですがこの戦いの後日談の話である限定シェイロンの個人エピソードでは、ヘルガが昔戦場にいた時の非情さでシェイロンと戦い完敗、ヘルガは守るものがあるからあの時は強くなれたと話し納得の出来ないシェイロン。そんな感じのお話です。

 

さてここから様々な事お話しさせていただきます。

 

先ずこの話の重要な点は「想いの強さが勝敗を分けた」だと思います。守るものがある人は強い的な従来の少年漫画が腐るほどやっているシチュエーションですが私も嫌いではありません。

でもこれが成立するのは相手が純粋な「悪」であった時や「悪行」を阻む時だと思うのです。

 

そもそも「百獣の王冠」はその昔白虎に叛逆して島流しになった獅子族の子孫マグノスが先祖の罪で迫害を受けた復讐をしようとする話でそれを止める話である。

 

でもこれは「悪」でしょうか?種族に罪があってもマグノス個人に罪はなかったなら一方的に迫害をしてきたのは社会側なのでありマグノスはその報いを求めているだけです。社会が変わり獅子族を許容しても社会がマグノスにした仕打ちは消えないのです。

 

獣の世界はそう言った問題の話を多く描いていますがこの問題を力で解決しているアルク達のサイドは本当に正しいと言えるのでしょうか?死んだ白虎の祖先達の怨みとは違い今を生きる怨嗟にこれをやるのは暴君と同じです。

子供で単純なテオを丸め込んでマグノスを責めているようにも見えてしまいます。だって獅子族はもう2人になってしまったし社会側が許容してもマイナスが0になるだけ、今までのマイナスの補填は無いのだから。マグノスの気持ちを理解できてしまうからこそこの話は成り立つのです。

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そしてシェイロンが悪なのか?これについても触れていきたいと思います。

他人の命に頓着なく自分にとって不要なものはたとえ弟子でも排除する、非情で冷徹な思考の持ち主です。でも契約は守るという矛盾を抱えていたキャラです。

エピソードで契約の諸々がある事でシェイロンが誰かを殺す描写はありません。ヘルガと再戦をする時にアルクの静止を聞いたりなんだかんだでヘルガとの契約を履行します。

こうなるとシェイロンは誰かれ構わず強者を襲っているわけでもないとも思えるのです。

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そして仲間になる以前のシェイロンは裏社会で用心棒などを生業としていたとなると、仕事で相手を殺していた可能性は高いですがそうなると戦争で少年兵を殺していたヘルガや傭兵、軍人などそんな仲間は五万といます。

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そして何よりシェイロンは現状、「強くなりたい理由」が不透明なのです。この理由が「他者を支配したい」などそう言った私欲であるなら「悪」と言えると思います。

ですがシェイロンは他者をから力を貰うことや協力する事を拒みます。あくまでも自分の体一つで極北に至る事にこだわっています。これにより「力」ではなく「自分だけの力」である事がわかる以上、他者を侵害するための欲望とは考えにくくなります、何故ならその目的ならより早く強くなった方が良いからです。

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シェイロンは確かに「悪い人」だとは思います。ですが私はシェイロンは社会的な「悪」では無いと思うのです。

目的に他者を害する事を求めず、過程で結果として他者に迷惑をかけている。そしてそれは個人の範囲でしか無い。逆に該当しない方が難しい、「問題児」程度のものです。そうなると人種問題かつ雇われた身のシェイロンはこのイベントストーリーで「悪」と言い切れるかは微妙なニュアンスです。

 

そしてここからが問題です。前条を踏まえた上で「想いの強さ」に「悪」が内包していないと解釈した場合でお話しします。

 

シェイロンはヘルガとの二戦目(敗戦)の時ヘルガに技を見切られ激怒します。(限定ヘルガのスキルボイスもソースになるかと…)

そしてシェイロンは恒常のエピソードで「才無き身であるならば修羅になるしか無いだろうに」と発言し、様々な文章で「研鑽」「才」と使います。私が思うにですが、シェイロンは元々敵なしの強者ではなく修羅の生き方と長い研鑽で力を付けたのかと思います(限定のエピソードにも匂わせるセリフが多々あります。)。

少なくともシェイロンは極北に至る為、弛まぬ研鑽と異常なまでの渇望があります。

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対してヘルガは昨日今日あったテオに希望を感じそれを守る為に戦い、手も足も出なかったシェイロンに勝利します。(以前一度負けているのでアルクやシロ達の仲間への想いは既に手も足も出ていなかった想定で話を進めます)

 

修羅となって研鑽し続けた目標への渇望が、昨日今日の思い付きの希望への想いに負けたと…こう感じてしまったわけです。

私自身の予想などあり、かなり信者的な解釈かもしれませんが、私はこれに納得が出来ませんでした。

ヘルガやアルク達の想いを否定したいというより、シェイロンの研鑽と渇望を蔑ろにされてしまった気がして…

 

そして話は大きく変わりますが、これに起因した話が次の題材となります。

 

 

アルク一行達の上位者化】

 

これだけ聞くとかなりのアンチ発言感すごいですが私なりにかなり色々考えたので読んでいただけると幸いです。

先ず前回の話を振り返り根底から行きましょう。

そもそも8章クリアした身からすれば「想いの強さが勝敗を分けた」なんて死んでも描いてはいけないと思います。

 

なぜならワールドフリッパーは8章クリア時に全てがひっくり返る「パラドックス(逆説)」なストーリーだからです。(逆説とは正しいと思っていた事が実は間違いで、間違いと思っていたものが実は正しい的な意味です)

 

※ここからメインストのネタバレ多々あります…

8章クリア時に今までやってきた事は全部魔王側の計画に間接的に加担しておりそのせいで世界が上位者の危険に晒されるという逆転絶望エンドな話な訳です。

そして本当はオーグ達魔族は上位者に生まれながら冷遇とされた存在であり世界を侵食する「深淵」を抱えた「魔界」の住人、勇者の世界はそれを溢れさせないための蓋の役割をしていた事が語られています。(めちゃ端的に言うとです)

勇者の世界を攻めるオーグ達は「弱者を刈り取る強者」ではなく「強者に立ち向かう弱者」であったという結末な訳です。例えそこに間違いがあったとしても無念の思いを背負い戦ったオーグの想いが弱かったなんて私は口が裂けても言えません。

ましてはそれを打ち砕いたのは、何も知らない上位者の月の女神と粛清の剣(勇者)達なわけです、かなり皮肉な話ですよね。

 

想いの強さの差なんですか?

オーグの信念やレーヴェの愛は、仕事と記憶ほっぽり出して禁忌犯しまくった女神様達の取ってつけた正義感よりへぼかったんですかね?

 

違うでしょ!!どんなに崇高な意志や目的があったって、結局力がなければ変えられない…今まで上位者に支配されてきた世界達も同じ!!そういう話じゃなかったんですか?!

 

まぁ感情的になるのは一旦やめて次に行きます。

 

ワールドフリッパーの8章以降のお話は極論、上位者をなんとかするお話しな訳ですけど、これただの尻拭いな訳です。自分達の撒いた種なわけですから。

そして前条何も知らずにめちゃくちゃやってしまった事により既に正義など正当性は失われているのです。恒常シェイロンの第2エピソードのアルクの台詞が光ります。

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アルク達は今までの自分達の行動に疑問や後悔を抱きながら仲間や隣人に励まされてるシーンなど目立ちますね…当然ですよね

だって仲間たちはワールドフリッパーで甘い汁啜ってきた「共犯者」なんですから慰めるに決まってます。時に亡命、金稼ぎ、情報に戦力強化に開発資材だって、数えたらキリがない…自分達も同罪なんですから。

 

皆さんエピソードを沢山読んでいるかは存じませんが、ワールドフリッパーには度々異世界移動によって起こっている問題が「世界融合」や「深淵」以外にも描かれているのです!!

一番わかりやすいのは我らが毒のスペシャリストの「ハートリーフ」ちゃんですね。かわいいですよね私も大好きです。

彼女のエピソードには世界移動によって新種の感染症が出る話があるのです。これは現行の世界間でも起こり得る問題です。

そして解りづらいですが文化や価値の違い、戦力の違いが顕著に描かれています。クオリアシティの話はわかりやすいですね。

他世界では当たり前の生の食材や天然素材の物がとても価値の高いものとなる事はとてもわかりやすい。魔法がある世界があれば無い世界、石油すらまともに無い、生活すら儘ならない人の世界。

例えばですが、クオリアの未来兵器を「牙の戦場」の世界に大量に持ち込んだらどうなると思いますか?当然蹂躙出来ます。

「精霊の楽園」の草花やら無添加の天然素材をクオリアで売れば大金持ちです♪

ワールドフリッパーの独占がどれだけ恐ろしい事かまぁ皆さん薄々勘づいてはいたと思いますがおわかりいただけたでしょうか?

こう考えてみると、世界間を隔てる上位者の意向も決して「悪」とは断ぜないと思います。

 

アルク達はワールドフリッパーを仲間以外には利用させません。多分悪用させない、してないと思い込んでいるのです。

最近のアルク達をみてみましょう、特に2周年のイベント「歩め、闇の夢人達よ」を、いい話だと思いますよ概ね。「色んなキャラの活躍が見れてたのし〜」めちゃわかります。でもよく考えてください。

クオリアに他世界のものを売り富を得てその金で作った兵器と魔法のない世界に龍やら魔法使いやら別世界の奴らを大量投入し、敵を殲滅しましたね、相手が星詠みで悪い奴らだから何しても良いんですね〜って側面もあります。

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今現行の「ブルーサニースマイル」を見てみましょう。

悩める少女エコーのために平気で不法侵入をし、あまつさえ現代兵器レベルの武器を相手にクオリア機人超能力で無双ですね〜しかも最初の不法侵入に踏み切った時はお父さんの悪行の裏取れてるか微妙な状況なわけです。

 

この行動に「自分達は何かしらあっても強いから大丈夫」が全くなかったと言い切れますかね?相手が後めたい事をしてるから最終的には殴って善行にして解決、不法侵入は調査って事で(笑)でやってるように見えるのは私が捻くれてるからでしょうか?

 

上位者の力であるワールドフリッパーをフル活用して、自分達のやりたい事を半ば暴力で解決してるこの姿、上位者と何が違うですかね?もはや正当な目的がある上位者のが真っ当に思えてきます。

 

これら諸々にさらに誠意がないのはこの世界の危機を各々世界の大半に秘匿してる事です。

この危機は世界単位の問題ですが、彼らはワールドフリッパーを公言できない事を盾に秘匿しています。

誰にも責められないので楽でいいですね、知らぬうちに上位者達の首切り台の上に立たされている人たちが不憫です。彼らの勝手な行動で起きてる事なのに、みんな感謝して無垢ですね。

 

まぁまだ語りたい事は様々あるのですが、私がどうしてこのお話にシェイロンを取り上げたと言うと前条もあるのですが、恒常シェイロンの第3エピソードのアルクとの会話です。

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シェイロンを利用しようとし、拒絶され処分しようとして返り討ちになる星詠みらしき男を殺そうとしたシェイロンを止めたアルク、それに憤怒したシェイロンにアルクは「他人の価値をなんでお前が決めるんだ」的な事を言っています。

このシーンはアルクとシェイロンの価値観や思想の違いを強調した良いシーンだと思っています。強くなろうとしない弱者を切り捨てるシェイロンと、弱者に気持ちに寄り添う事の出来るアルクの分かり合えない所がよく出ていたと思っています。

 

私このシーン好きなんですよ。

でも最近のアルクは破星剣という他人からもらった力とステラの力で世界を欲しいままにしている、価値を決めているのはお前では?

アルクは力を得て変わってしまったのかなと、そして自覚症状が無い分タチが悪い。周りには否定してくれる人もいない。

今のアルク達にはもうあの時シェイロンを否定する権利はありません。

 

アルクやステラは子供だからまだ手探りなところもあると、この話を聞いてくれたフォロワーさんには言われました。ですが既に子供の児戯では済まされない事をしでかしている、周りの大人も拍車をかけてしまっているなどそれだけで納得するには無理があると思います。

 

これまでのお話を踏まえて、以前生放送で製作陣が「ご都合主義にならない話作りをしている」と言っていてまさかの製作陣にも自覚症状なし?!と不安になりまくりました…

 

アルク一行のこれらの愚行を劇中誰かに指摘してもらわないと私は納得がいきません。これで上位者倒してハッピーエンドなんて虫のいい話であって欲しくありません…極論シェイロン周辺のエピソードをもっと無難に落としていればこんな矛盾はなかったのです…

だってこうなる前まで本当に面白いゲームだったので…

 

【まとめ】

 

ここからは私個人のシェイロンについての話を…

面倒なら飛ばしてください。お目汚しかもですので。

 

限定のシェイロンのエピソードで、シェイロンは自分の道を貫く事を選んでくれました。けどそれと同時に揺らいでいるようにも描かれました。

わかっています、私はシェイロンに自分の理想を押し付けているだけの厄介なオタクである事は自覚してるつもりです。

でもシェイロンがアルク達と同じ道を歩く事はあってはならないのです。修羅道で壊したものへの償いも罪も忘れて、いまさら正道を歩くそんなみっともない事をして欲しくないのです。

だから、辛酸を飲んで私はシェイロンの新しい展開は二度とない事を願っております。

 

そもそも何故かシェイロンをより狂人のように描かれていますが、そもおかしいのです。

星見の街には私情で人に迷惑をかけまくるもの、人を殺めたものや人の命や尊厳を使って金を稼ぐものすらいます。

これら清濁入り混じるのがワールドフリッパーの個性で魅力だと思っています。でも何故かその中でシェイロンだけがアルク達と対立してるのです。何故なのでしょう?アルク達の善悪の判定はどうなっているのでしょうか?違いが力ずくで止められないくらいしか思いつきません。

 

【最後】

 

これらのことでめちゃくちゃ悩んでます、そのせいで否定的な目で評価している所もあると思います。でもだからこそワールドフリッパーが良い作品だったと心から思えるように結末見届けたいとゲームをやめるわけにはいきません。

 

そしてゲームをやめられないほどにシェイロンが好きになっているのでやめられないのが一番ですが…

 

とにかく読んでくれて本当にありがとうございます。(ここまでを読んでる人はいないかもですが…)

 

これを書いたのは私が間違っていると、そう思える情報が欲しいからです。どうか私を否定してください。論破してください。

でも…もし共感してくれたなら幸いです。